『1、2、3、4、』


っうわ!?!?


「ま、待ってよ!?!?」
『5、6、7、8、』


お構い無しかい!!



ど、どうしよ…!?!?
このままじゃ…本当にシちゃ…シちゃうの!?



蓮となら…っておい!!




けどあたし……


『9、10、11、12』

「蓮!!あの、あたし…」



『ん?』


やっと聞く耳をもってくれた。






「あたし…心の準備出来て無いし…
そんないきなりは…無理だよ…

蓮とシたく無い訳じゃ無くて…
あたし…シ、シた事無いし…」




伝わった…かな?









『ん、いい子』


すると蓮は、微笑んであたしの頭を撫でた。



っへ!?!




あ、あっさり諦めてくれた!?!?

もっとしつこくしてくるかと…




あたしの気持ちに気付いたのか、蓮が笑った。




『そんな無理やりなんてシねぇよ。
つーか冬嘉が初めてだって事知ってたし。』



!?




「…へ!?何で!?
い、言って無いよね!?」




『だって見た目からして…ねぇ。』



うっわ!!!




「し、失礼な!!
あたしに色気は全く無いって事!??」



『うん、って事。』





「馬鹿やろーーー!!!!」