strawberry tea




『ははっ。
よく頑張りました。』


蓮はあたしの前に移動してあたしの頭を撫でた。



………っ。


あたしが後ろ向いた意味ないし…




っ!!!


「っで!!!理由!!!
理由は何なの!?!?」



『あ~理由は…ねぇ…』




困ったようにする蓮。



「教えないは無し!!!」


あたしすっごい頑張ったのに!!!









『……アイツが…見てたから。』








………へ?





『アイツが…悔しそうに見てたから、だよ。』





下を向いてふうっとため息をつく蓮。



………アイツ…?



あたしはそれが誰の事だか分からなかった。






「アイツって…?」












『三宅って奴だよ。』




蓮がそう言った時、あたしはやっと気付いた。