パラリ



あたしの目隠しが外された。



暗闇だったので、明るい証明が当たり、目が開けない。


ぼんやりとする視界。




……此処……って…
体育館の……


…ぶ…舞台!?




あたしは辺りを見回した。



広がる何か。
その何かは叫び、うごめいている。





……って……!!!!!!!
ひ、人!?!!?


まさか………!!!



あたしは起きたばかりのような目を大きく見開いた。



あたしが立っているのは舞台だった。





そして舞台に注目しているのは、全校生徒と言ってもいいほどの数の生徒。




あたしと同じ舞台に立っているのは……


実行委員会の人。
何故か柚。





そして………







あくびをしている……




蓮だった。





「……っんな…!!?」



あたしがわなわなと震えた指で蓮を指差す。





すると、蓮はあたしの方を見て、フッと笑った。




……………へ?




なな、…何で、すか?



「……えぇっと…」





あたしは助けを求めるように実行委員や柚に、困惑の視線を送る。





だが、実行委員や柚はニコニコと笑っているだけ。




……な、何……?




あたしが未だ理解出来ずにいると………