『ちょっと此処いて!!』



そう柚に言われ、あたしは体育館の舞台裏に連れて行かれた。



……何なの!?(汗)



訳も分からず待っていると…




『ごめんね』



柚の声がして、途端に目の前が真っ暗になった。


!?



「っぎゃ!?」




どうやら目隠しされたようだ。


しかし、誰かが目隠しを押さえつけているので、目隠しをとる事が出来ない。




『ほら、前。
前進んで?』




柚の声が後ろからする。


柚が目隠しを押さえつけているんだ。




んな…何なんだよッ!!




「あ…歩くって!?…」
『真っ直ぐ歩いて。』




あたしは混乱状態のまま言われるが通りに前へ進む。



カツ…カツ…カツ…



あたしのヒールの音が響く。




柔らかい布が肩に当たったのが分かった。




……っえ…
これって………




キャアア――ッ!!!!!!



な、何この叫び声……



カツン……
コツン……


っえ!?



あたしは立ち止ませられた。



ま、さか……