10分後。
『超美人!』
『あこがれますぅ、海宝さん♪』
鏡に映った自分は、メイクアップアーティスト顔負けの凄いメイクをしていた。
…柚と麗華ちゃんでそういう職業目指せば良いんじゃ…
あたしはその技に感動していた。
その時。
コンコン
戸がノックされた。
柚が「いいですよ~」と言った。
(柚が主導権持ってるんだ…)
静かに開かれた扉。
そこに居たのは、あたしのクラスの文化祭実行委員。
『準備良いですか?』
『OKです~♪』
(↑またもや柚)
「っえ!?何!?!?
どうすればいいの!?
ってか何でメイク…」
『静かに♪
まぁまぁ、あたし達についてきなさい♪』
柚と麗華ちゃんと実行委員はスタスタと歩き始めた。
あたしは意味不明なままその後を追う。
な、何なの!??!?!
本当にヒールにロングドレスって歩きづらいんだけどっ(汗)
あたしは急いで3人の後ろに着いた。


