『んじゃ、今度冬嘉の家行こっと♪』
ニヤッと笑う蓮。
うっ…
お母さんのバカヤロ―!!
『…良い?』
フッと鼻で笑う蓮。
そんな蓮も格好いい…
っじゃなくって!!
何考えてんの自分!!!!!
顔がボボッと熱を持ったのが分かった。
「ダメ!!
あんなの冗談に決まってるでしょ、冗談!!」
あたしはイーッと歯を剥いて抵抗。
『ふ~ん…
じゃ顔赤いの、何で?』
………ッ…
あんたのせいだよぉ!!!!
「うっさい!!
赤くない!!!」
『うるさくは無いんだけど?』
「うるさいの!!!」
『どっちがだよ。』
おかしそうに笑う蓮。
~っ。
「もうヤダ!!
ってか何でそんなあたしをいじめんの!?」
蓮からの集中攻撃を受けて、あたしの怒りメーターは上がる。
『…で、さっきの話の続きは?言いたい事、あるんだろ?』
「待ってよ!!
まず、何であたしをいじめんのよ!!!」
あたしは犬みたいに唸った。


