『3番テーブル行って!』
そう言われ、あたしは3番テーブルのある奥へと進んだ。
この格好で接客って恥ずかしいっ///(汗)
柚の馬鹿!!!
柚が提案しなきゃこんなことしなくて良かったのに…(泣)
あたしは慣れないヒールにロングドレスで、危ない歩き方をしながらも、3番テーブルへと辿り着いた。
『お待たせしました~』
皆で練習した言葉遣いをそのまま言う。
そこにいたのは…
『あ、やっぱり海宝さん最高だね』
一瞬、背筋が凍ったのが分かった。
椅子に腰かけ、ニヤリと不適な笑みを浮かべている……
あたしが、謎を蓮に聞こうと1-Eへ行った時…
あたしに絡んできた男達。
蓮に敵対心を持っている男達……
あの3人組だった。
あの時のように、チャラチャラとした格好で、あたしを見つめる。
あの時……
あたしの手首を掴んだ。
あたしの肩に手を回した。
その恐怖がよみがえって、あたしは無意識に、自分の腕を後ろに回していた。
『可愛いね~ドレス♪』
『ほら座って座って♪』


