「…耀くん。ごめんなさい。今日は描けそうにない。 みおり先輩と…彼女と、一緒に過ごして。あと、描きたくなるまでここには来ません。勝手でごめんね。」 それだけいって教室から足早にでた。 耀くんは、少し、私を呼び止めたけど外に、先輩がいることがわかったらしく、追いかけてはこなかった。 「あ、ねえ君、柊耀太ってみてない?」 「…みてないです。」 そして私も。 耀くんを知らないふりをした。