「先輩!」







ひまわりの庭の家の角から、飛び出してきた影。








「彩乃、おはよ。いい天気になってよかったな」







「うん!せっかくの、クリスマス、デ、デートだもんね!水族館、楽しみ〜!」








今日はクリスマスイブ。








クリスマスは家族と過ごす予定だという彩乃にイブは開けとけといって、デートすることになった。








「紗理奈先輩、よかったよね。棗先輩と、莉菜先輩と3人でデートなんでしょ?」








彩乃は無邪気な笑顔でいった。