「んん…っせ、んぱ…っ……ぷはっ…」 やっとキスが終わって、息を吸い込んだ。 「彩乃、かわいい。」 「か、わいくない!」 「おお、さすが吹奏楽部。うちのトロンボーンはひと味違うな。」 「まあ、伊達にやってないよ?」 そんなことを言い合えるくらい、余裕があった。…このときまでは。 「へえ、余裕だな?」 「えっ?」 本当になにがなんだか、わかんなかった。 先輩は経験あるのかな、なんて変なことばっかり、頭にあった。