「お、わかってるじゃん??」 「…なによぅ…中学のコンクールの2人で撮った写真見たらそんなこと言えないんだからねっ?!」 そう言って鞄をまさぐる彩乃。え、ていうか、まじで…?!見たくない! 「…なんてね。持ってないよ〜!!」 「あ、彩乃ー?!」 本気で焦った俺はなんだってわけだよ。 「で、思い出話はよくて…出掛けて、くれるの??」 目をぱちぱちさせてドキドキしている様子の彩乃はめちゃくちゃかわいい 意地悪したくなる。