「な、なんで笑ってるの…っ!…も、もー!!」 ぽかぽかと俺を叩く彩乃。そんな彩乃の手をとった。 ぐいっ 腕を引っ張って俺のうでの中に収めた。 「彩乃、すき。」 耳元でそんなことを囁いた。 ふふっ 小さく彩乃の笑い声が聞こえた。 次の瞬間唇が俺の頬に当たって、彩乃は… 「あたしも好き」 そう言って微笑んでいた。 本当に、小悪魔な彼女だ。