絢に何回もお礼を言い、電話を切った。 それから俺は風呂に入って、着替えをして、パンを頬張って、家をでた。 弱虫は、もうやめてやる。怖くても、前に進むんだ。 彩乃を想う気持ちさえあれば、どんなことだって出来る気がするくらいなのだから。 俺はそれくらい、彩乃が大好きだから。