【完】隣の先輩。




「悠輔。おはよう。」



「はよ。鈴音」



「一緒にいこう。」



そう、よかった。ここまでは、いつもと変わらぬ、日常だったのだ。



「…悠輔は、それそれ彩乃と1ヶ月くらい?」



「…あぁそうだな。」



なに聞いてきてんだコイツは。



あんなときでさえ、一人でうつむいていたのに。