「や、や、やだぁー!!!!」 かたんとトロンボーンを机に置いた瞬間にあたしは走り出した。 「あ、彩乃!!待てって!!」 「彩乃ちゃん!!待って!!」 後ろから耀太と真優があたしを制す声をかけた。 だけどもうそれはあたしの耳には入らない。 もう、恥ずかしくて死んじゃいそうだよーー!!!