「な、な…棗の…ばかー!!」 紗理奈先輩は楽器をバッと持ち出ていってしまった。 …あぁ、なるほど。そういうことね。 紗理奈先輩は棗先輩が好きなんだ。 「何だ、あいつ??」 棗先輩は、紗理奈先輩が出ていったドアを方を見つめて、なにがなんだかという表情をしていた。 ほんとにわかってないのか…鈍感なんだな、と思った。 自ら自分を笑って、あとから気づいたときはきっと恥ずかしいんだろうな。