「じゃあ…俺は基礎練メニュー考えるから、彩乃は棚村さんに組み立て方とか掃除の仕方とか教えてあげてくれる?」 「あ、うん!全然おっけー!…じゃあ真優。あっちの方でやろ」 耀太の方からあえて遠くを指定した。 「うん。彩乃ちゃん…ありがと」 真優はそういって、切ない表情をしているのに、無理やり笑った。