息が乱れた。それもそうだ。一気に抱き上げられて、呼吸の仕方が分からなくなった。痛みには、身体が硬直した。 痺れる。全身、が。 「開けろ。」 「はいっ」 お願いだから、運ぶならゆっくり… 「っい!」 「…」 くっ…怒りが沸いてきた。痛いんだけど。誰か、どうにかしてよ。この痛み、しつこすぎる。 どうやらあたしは、車に乗せられたらしかった。