「っ……」 背中を押された。めちゃくちゃ痛い。 顔を上げて相手の顔を見ようにも、痛みからか目が霞んで分からない。ただ、夜の光だけが見えている。 「運ぶ。」 「は、はいっ」 仰向けになってる所為かな…息が苦しい。何か、圧迫感がすごい。肺が圧迫されて気管支が巻き巻きになってる感じがする。あり得ないけど…と、 「動かすぞ。」 そう声が降ってきて、一気に視界が反転した。