輔さんは俺を見ると「よー」と間延びした声で答える。俺はそれ以上求めず、拾った料理本に目を落とした。 すると、静かに、しかし残酷に輔さんがポツリと言った。 「何を張り切ってんだか。」 「――っ」 馬鹿にされた、と言うより、軽蔑された。 その放たれた冷たい声に背筋が冷える。どこまでも、底抜けに怖い。俺は思わず固まっていた。 「ま、顔とかは良いしな。日向は…ユウに呼ばれたんだっけ?」 「、はい」