クスリと、笑う声が聞こえた気がする。 もう、そんな事どうだっていい。 「――ン、」 視界が覆われたまま、胸元にぞくりとした感触。冷たい指先がそれをなぞり、執拗に舌が這う。 彼の動作が、加速した。本気の証拠だ。 「やばいね。堪んない、ね?明津ちゃん」 そして彼の手が下半身へと触れ、――この場に似つかわしくない、振動の音が響いた。 電話、らしい。