やっぱり――輔さんか、鶴来さんは頭がきれる。慎重なのも特性だ。 あたしは静かに立ち上がった。彼はもう、動揺したりしない。その瞳は、底冷えのグレー。 与えられて着ていたシンプルな衣服を、一枚一枚脱ぎ捨てていく。七分丈のズボンも脱ぎ捨てた。 彼の目が、じっと見据える。 あたしは、それを見返す。といっても、彼はあたしの身体を見ているわけだけど。 下着はさすがに脱ぐ必要はなかったらしい。