背筋が冷えていくのが分かる。 輔さんは畳の上に座り、そっと笑って正面に座るように合図する。ああ、と思う。 輔さんは言った。 「怪我、どんなかな。脱いでくんない?」 疑問には思ったのだ。 怪我が治るまで軟禁されるのならば、怪我の具合は一体誰が見るのだろう、と。 てっきり医者か誰かと思っていたけれど、確かに、考えてみればそう。 あたしごときにわざわざ医者を呼ぶのも面倒。 さらに、医者と結託して「完治した」と言われれば軟禁の意味もない。