「…ま、まじかよ。」 ん…痛。 何か、ものすごく身体全体が痛いんだけど。ていうか、車のエンジン音が異常に近い。 「ツルギさん…ツルギさん、どうしましょう…。」 ひんやりと直に感じる、冷たい石の感触。それに覚醒させられながら、あたしは眉を寄せる。 あたし…横たわってる? 何で?そんなに眠たかったのかな…。 耳元でエンジン音が響いてる。ズクンとした痛みが覆って、目の前の車から離れようにも動く事が出来ない。