暇があれば中庭を眺める。 時々輔さんが様子を見に来たりして、表面的な会話をする。 日向君が威嚇丸出しで睨みながら御膳を出し、引いていく。 そんな生活が数日ほど続いた。中庭の隅に立つ木は、梅の花を少しだけ咲かせるようになった。 蕾から、花咲かせるそれ。 何だか健気で、無意味にも唇を噛んでしまった。 そして少しだけ、変化が訪れた。 それは、いつもの食事が栄養をきちんと考えられていて、毎回美味しいのに気付いてからだった。