◆ 翌日、相変わらず全身の痛みと熱っぽさを感じながらも朝を迎えた。 お風呂は朝のうちに、普通のバスタブに入らせて貰った。 その行き道も帰り道も、案内してくれる輔さん以外、一切人がおらず、不気味に時が止まったような感覚になったのを覚えている。 そして、食事は毎回金髪の彼が運び、下げるようになった。 どうやらしばらくお世話になるみたいなので名前を聞くと、 「……日向要(ひゅうが かなめ)」 と、不機嫌そうに、不満いっぱいそうにだけど答えてくれた。率直に明るい名前だな、と思った。