「キスして。」 壊すのならば、壊れるのならば、とことん壊してしまって。 心が打ち砕かれ何もかもに感情がなくなるくらい、それくらい中まで壊して欲しい。 もう、嫌。 鶴来さんに動揺させられた事が許せない、日向君に親近感を持ったのが切ない、輔さんに身体を触れさせた汚い自分が嫌い。 ゆっくり輔さんの顔が近付き、誰もあたしたちを止めることはないまま、そのままあたしは身を委ねた。 ――もう、嫌だ。