目の前で、あたしより先に襖を開けた人物。 垂れ目が優しげにキョトンとしていて、明るい茶髪が襖を開けた時の風でふわりと揺れる。 ――…誰だろう。 そんな事を思っていると、状況を理解したらしき彼がパッと顔を笑顔にして先に言葉を発した。 「起きたんだね。大丈夫?」 「……は、はあ…」 「打撲の熱で3日寝てたんだよ。それなりに朦朧とした意識はあったみたいだったけど…あ、ちょっと待っててね」 み、3日…? 色々と呆然としていると、彼は声を掛ける間もなく襖の向こう側へと姿を消した。