「は、はぁ?!」 俺の目を見ろとか、あんたは何さまだ!そんな簡単に見れるわけないでしょうが! 現に今だって 腕を掴まれただけで心臓の音が色摩君に聞こえるんじゃないかってくらいドキドキしているし。 彼女がいるくせに 他に好きな人がいるくせに。 私に優しくしないでよ! 精いっぱい色摩君の腕を振り払って図書館を出た。