「そうなんですか」 「良かった、安心してもらえたみたいで」 「私、そんなに不安そうな顔してました?」 「うん、それはもう」 なんか物腰が柔らかそうな外見とは裏腹に、ずばりと言う人らしい。 と、向こうから唐島さんを呼ぶのが聞こえて唐島さんもそれにこたえる。 「学校祭、宜しくね」 「あ、はい」 それじゃあ、そう言って席に戻って行ってしまった。 うーん、あれはなかなかの王子様キャラだな 色摩君とはまた違うイケメンだ。