「静、その情報どこから集めてくるの?」 「他校に知り合いは沢山いるからね」 「ふーん」 でも桜花の高校が5つも集まって一気に学校祭なんて、よく決めたよなぁ 唐島さん、と呼ばれた人は今日も学校だったのか制服で、友達と仲よさそうに何かを話している。 と、急に視線がこちらを向いて、何故か席を立って私達の方に向かって歩いてくる。 ちょうど私の目の前まで来ると、唐島さんはにっこり笑って私に視線を合わせてきた。 「四月朔日さん、だよね」