少し驚いた顔をしている色摩君。 でも少しだけ笑ってくれたような感じがした。 「あーーいた!」 遠くから声がして誰かと思えば 「静!」 「あんた、今日用事があるとか言ってなかった?」 うわ、どうしよう急な事態にいいわけすら思いつかない 色摩君に助けを求めようとしたけれどいつの間にか姿はなくなっていて、 「ほら行くよ。たっぷり説明してもらうからね」 「わ、分かったから!」