よかった、誰もまだやられていないみたい。 「さっきの四月朔日だよね」 「え?いました楓夏」 「まぁ静が見ていないのなら違ったかもね」 先輩たちの疑問に静は何でもないように答えた。 よかった、ありがとう静 心の中で安堵して鬼の正面に立つ。 剣道の竹刀を持つように剣の先を鬼に向ける 「オマエウマイカ」 「さぁ?どうかしら」