~桜花~




天高く昇って行こうとする、龍の痣がくっきりと見える。


「龍、だよね」



「あぁ」





私のとは違う、でも色摩君の神剣と一緒だ。





「四月朔日、お前はどうするんだ?」




私は――――




「私は..」




ゴォォォ―――――




また昨日と同じ声が聞こえた。色摩君と目が合う。