家に帰っても大変だった。




たまたま家に来ていた燐ちゃんなんかそれはもう瞳をまんまるくしてたっけ。



色摩君もまさか燐ちゃんに会うとは思ってなかったみたいでかなり驚いてたけれど。
事情を説明したら理解してくれた。





燐ちゃんを慕う生徒は女子だけじゃないのだ。




きっと色摩くんも燐ちゃんが好きなんだろう。






「待たせたな」



色摩君が大量の資料と本を持って現れた。




そして隣には―――年配の女性?