ふわりと体が宙に浮いた。



「ちょ、どういう事?」


「腰が抜けたんだろう?」


「そ、そうだけど」



これは...これってお姫様だっこじゃない!



「色摩君..」


「あまり喋ると落とすぞ」



じろりと睨まれて、言葉を飲み込んだ。