~桜花~



「ここに宿りし、神剣よ、我の前に現れたまえ――――」



色摩君がもう一度瞳を開くと、銀色の光が辺りを照らしてそれから
大きな剣が現れた。




「龍神剣!」




意味が、分からない




あの光は何?



龍神剣ってなに?




それに色摩君って何者なの?




わけのわからないことばかりが頭の中をぐるぐる回っていて、
今目の前で起きていることが現実なのか、夢なのか、分からなくなる。