私と同じ、桜花高校の制服を着た男の子だった 背中から嫌でも伝わってくる。 ..この人、強い! 「何してんだ、逃げろ!」 ちらりとこちらを見てそう言うとすぐに前を向いた。 何で?どうして? 私の前の前で訳の分からないものと対峙しているのは、色摩要だった。