他にはーー 「あいつは今までの雑魚とは違うかもな」 「どういう事?」 鬼にも種類とかあるの? 「俺にも分からない、が、今までのとは動きも思考も、何もかもが違う」 確かに。 姿形は一緒だけれど何かが違う感じがーー 「来るぞ!」 我に返ると鬼の手が伸びてきていて やられるー、と瞳を閉じる。 だけど痛みは無くて。 瞳を開くと色摩君が私の前に立っていた。