『ごめん。ごめんな、ラン。もう、もう誰も失いたくないっ・・・』




私はやっぱり間違ってた。





私だって、同じことをしていたんだ・・・父さんと、同じコトを。






誰かを失って・・・怖くなって





そしてまた、失うことが怖くなって・・・捨ててしまったんだよね。







その捨てられた意識を捨てられない私だって・・・リクを失って・・・





仲間を失うんじゃないかって、月光を解散させた。






同じコトをしているんだ、私達は。






親の遺伝は子供の遺伝、だよね。





もう私は、失わない。






失いたくないから・・・