いきなりあいたドア。 吃驚して二人とも、ドアを見る。 『っ、な、にしてんだよっ!!離れろっ!!』 ヒロが居た。 私を抱きしめている來を引き剥がそうとする。 ダメだ。 これじゃ話が聞けない。 こんなにも弱っている來を・・・ 実の弟を・・・。 野放しには出来ないっ・・・! 「やめてっ!!」 離れそうだった來の手を取り、今度は私から來を抱きしめる