毒入りのカレーでも・・・ んなわけあるかっ 「どうした?仲間のことか?」 なるべく、優しく聞く。 だって、だって・・・ 震えていたから。 今の來に触れてしまうと・・・、優しくでも触れてしまうと、ガラガラと崩れ落ちてしまいそうだったから。 『俺っ・・・どうしたらっ・・・!!』 ギュ、と背中に回された腕に力が入る。 私が、來を撃とうとしたときに來だけじゃなく・・・実の親父にも真実を問うべきだったのかもしれない。 でも・・・今の私にはそんな勇気、無いから・・・ バンッ!!