黒猫ちゃんの憂鬱5





毒入りのカレーでも・・・




んなわけあるかっ




「どうした?仲間のことか?」




なるべく、優しく聞く。




だって、だって・・・



震えていたから。







今の來に触れてしまうと・・・、優しくでも触れてしまうと、ガラガラと崩れ落ちてしまいそうだったから。





『俺っ・・・どうしたらっ・・・!!』





ギュ、と背中に回された腕に力が入る。





私が、來を撃とうとしたときに來だけじゃなく・・・実の親父にも真実を問うべきだったのかもしれない。




でも・・・今の私にはそんな勇気、無いから・・・






バンッ!!