黒猫ちゃんの憂鬱5





『ツキ。困らせんな』




「・・・ふんっ」




絶対にしたくない私は布団をかぶった。






『おいっ』






ヒロがめっちゃくちゃ凄い力で引き剥がそうとした。





ちょっ!!





めっちゃ強いんですけどっ




「いたっ!!」



大きい声で悲痛な声をあげると、さっきまでの力が嘘のように弱くなった。






なんだ、簡単じゃん。