ピューッと走って行った親父と入れ替わって入ってきたヒロ。 何かめっちゃ空気重いし。 めちゃ俯いてるし・・・。 「無理してこ、」 無理して来なくて良い。そう言おうとしたのだけれど、 『ごめん』 ヒロの謝罪で遮られた。 「・・・ハイ?」 『ごめん。』 「・・・謝りに来たのなら帰って」 謝って欲しくて庇ったんじゃないのに。 ありがとう、それだけでいいのに。