黒猫ちゃんの憂鬱5






ダンダンダンダンッ




走って階段を駆け上がる。






『おりゃあっ!!』




「薬くせーんだよっ」



私に向かって刺そうとした奴を避けて首を持って階段の下に投げ飛ばす。





バンッ!!




『おぉ。ツキじゃん。遅かったなー』




やっと見つけたユーキ。





なのに、窓から銃で誰かを狙ってた。





「やめろ!!月光の奴が勘違いして出ちまうだろっ」





『逆にそのほうが良いんじゃない?危険なのにさ?その場に残れって行ってるんだよ?』





「・・・。月光の遣り方だからいいんだ、それに人数が足りない。まだミナトも着てない」



そう、まだミナトの姿が見えないのだ