電柱が光を当てる。 私は少しずつ、二人に近づく。 何してるの? そう、一言言いたくて。 なのに・・・。 ズッとフードを深く被った瞬間、 女の子が、ヒロに 『んっ・・・。やめろよ、アンナ』 キスをした。 『えへへーっ』 溜まり場からもれた光と、電柱の光が端に居る二人と私を照らした。