「寒さに慣れる前に殺るぞ」 「了解っス」 火茂瀬はゴム手袋をつけた指先に少量の練乳を垂らし、前嶋の入り口に塗り込む。 「や、やめっ……!!」 歯をガチガチさせながら、震えた声を出し、自由のきかない体で抵抗を始める。 僕もゴム手袋をつけ、前嶋の手首を掴んで動きを封じる。 「お前、男に触るの抵抗無いのか?」 何の躊躇いもなく、前嶋の足を掴んで入り口に触れる火茂瀬を見て、驚いた。 「こいつが、わりと可愛い顔してるからですかね?」 練乳を塗り込みながら表情一つ変えずに、さらりと言った火茂瀬。