「さぁ、これからどうする?」

12月の寒空の下に素肌を晒した前嶋輝を見下ろす。

「本当はズッコンバッコンして殺りたいんスけど、突っ込む物無いからなぁ〜」

火茂瀬は前嶋の傍から離れ、何かを探し始めた。

「被害者の記憶だと、アブノーマルだったから相当痛かったはずた。こいつにもその痛みを味合わせたいんだが……」

僕は全裸で地面に倒れている前嶋を、寒さで凍死してしまうんじゃないかと心配になりながら見つめる。

「先の丸まった棒とかあれば良かったんスけど、さすがにそんな都合の良いモン落ちてませんでした」

本気で残念がっている火茂瀬が僕の隣に戻って来た。

「仕方ない。被害者より苦痛が少ないが始めるか」

「練乳の用意はバッチリっす!!」