「……無償で殺っているのか?」

幽霊からは何も受け取れない。

何かの情報が目的か?

それとも、殺しが好きなのか?

「えっと……それは……」

火茂瀬は僕をチラッと見上げ目を伏せると、バツが悪そうに、少し頬を赤らめた。

「……なんだ?」

「冗談抜きで……殺された女たちにヤらせてもらってるんです」

「なっ!?」

聞いている僕の方が恥ずかしい。