イヤイヤをする様に頭を左右に振りながら叫び続ける。 「どうしたっ!?萌!?」 「ぁぁぁああ……う、腕がッ……あず、さ……ぁああああッ!!」 「腕が痛むのかッ!?萌!?」 顔を覗き込んだ時だった。 「はぁ……はぁ……。うるさいのよ、アンタ」 僕の額に拳銃を突き付ける。 「も……え……!?」 「その名前で呼ばないで。“この子”が起きちゃうでしょ?」 ニヤリと笑う。